水戸の美龍堂 からだ研究所の巴です。
先日参加した、レンタルスペース RIVERBANK交流会でパパイヤをいただきました。

パパイヤはワイルドツリーファームさんのものです。
このワイルドツリーファームさん、野望があって「全家庭の冷蔵庫にパパイヤが常時置いてある!」くらいにパパイヤを広めたいそうです。
そんな思いがこもったパパイヤを頂いたので、今回はパパイヤについて深掘りしていきます。
パパイヤの酵素はすごい
私が頂いたのは青パパイヤですが、黄色いものもあります。
青パパイヤは、アミノ酸やビタミンC、食物繊維やβ-カロテンなど栄養が豊富で、メディカルフルーツと言われるくらいに万能な食べ物。
メキシコ〜インドが主な原産地のようです。
日本ではあまりメジャーな食べ物ではなく、タイ料理、メキシコ料理などのレストランでしか食べたことがないという方も多いと思います。
薬膳でみるパパイヤ
ちなみに薬膳の目線で見てみると
体質:気虚、陰虚、水毒
五性:寒
五味:甘
帰経:胃、肺、肝
南国の食べ物らしく、体を冷やす作用が強いですね。
気の巡りとともに、体に溜まった余分な水分の排出を促してくれます。
むくみが気になる方に最適!
一方で、冷えが気になる方や冬場はとりすぎに注意が必要です。
パパイヤの食べ方
パパイヤといえばフルーツのイメージが強いですが、調理次第で立派なおかずにもなります。
ですが、先日はおかずとして美味しい食べ方を教わったのでコチラもぜひ試してみてください。

ピーラーなどを使ってパパイヤの皮をむき、半分に割って種を取り、にんじんしりしりかスライサーで千切りにします。
そして水にさらして、お好きなドレッシングなどで合えるとサラダの出来上がり!
簡単!!
先日のイベントでは、食用いちじくやソーセージとあえていただきました。
きゅうりや大根とも似ていますが、やはり果実なだけあってみずみずしく適度な固さで非常に美味しかったです。

パパイヤ自体はほとんど味がなく、少し苦味はありますが気にならない程度です。
事前にパパイヤと言われければわからないかもしれません。
パパイヤのダイエット効果
パパイヤの特性を活かして
【消化促進、発熱時の不快感改善】パパイヤの千切り+りんごやパインでサラダ
【水毒タイプむくみ改善】大根+人参+しいたけできんぴら風に
【美肌効果】鶏肉+セロリでスープ
という食べ方もおすすめです!
こちらは体重を落とすというよりも、パパイヤの特性を生かしての代謝アップやデトックスを促進するものです。
食事の基本は、○○抜きではなくバランス。
パパイヤだけを取りすぎてもバランスが崩れてしまうので、なんでも「過ぎない」ことが大切です。
パパイヤの白い成分 酵素がすごい
調理をする時に白い液体が出てくるのですが、これが「酵素」。
酵素はたんぱく質や脂質、糖質などを分解し、食べるだけでなく化粧品メーカーが契約しに来るくらいお肌にもいいそうです。
特にたんぱく質の分解に優れていて、お肌に塗ることで古いコラーゲンを分解してくれるとか。
お化粧品ではピーリングアイテムとして酵素は人気ですよね。
実際に調理してみるとわかりますが、本当に手がびっくりするくらいツルツルになります。
※お肌の弱い方は刺激として感じると痒みが出る場合があります
大体お肌の代謝は28日~31日で新しいものへと変わっていくのですが(これをターンオーバーといいます)代謝が落ちているとそれがキレイに剥がれません。
特に40代をすぎると、31日が40日になり・・・と段々ターンオーバーの期間がのびたり、均等にならず部分的に早い・遅いという状態も起こってきます。
それにより、シミが増えたり肌がガサついたりとお肌のトラブルが起きやすくなるのです。
毎日の食事を少し気をつけるだけで、体の内側からキレイになれるのが食養生。
是非青パパイヤも試してみてくださいね。

研究員 巴

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