水戸の美龍堂 からだ研究所の巴です。

喉にくる風邪

風邪にも様々タイプがありますが、何故か熱はそれほど続かずに咳が残るパターンがあります。

インフルエンザなどでも、1週間すぎても咳が止まらずに苦しい・・・という方もいます。

咳が続くと体力も消耗するので辛いですよね。

それによっての寝不足、イライラや周りにうるさいと言われることのストレス、更には腹筋や背筋を使うので筋肉痛や、骨が弱っている方はレントゲンを取ったら肋骨にヒビが入っていた・・・なんて事もあるそうです。

 

意外にやっかいな咳について、漢方薬膳の目線で見ていきたいと思います。

咳が出やすい季節

季節で言うと、咳は春と秋に比較的多くみられます。

春という時期は「気」が上の方に行きがちなので、熱もこもりやすい。

熱性の咳が多いのが特徴です。

 

そして秋は、呼吸器系のトラブルが増えるので喉や咳に症状がでやすいのです。

喘息の症状がひどくなる時期でもあります。

喘息は慢性的な咳により炎症が起き、刺激に弱くなっている状態。

気道が狭くなり、ゼーゼーヒューヒューしてしまう。

 

また、肺に炎症となると肺炎となり、風邪をこじらせて抵抗力が弱っている時にかかってしまうと厄介です。

咳を落ち着かせる方法

気道上に異物があると、体はそれを外に出そうとして咳を起こします。

家の外から中へ、などの気温の差が刺激になる場合もあります。

そして、寝始めや明け方など自律神経が引き起こす場合。

 

一般的には湿度を上げると状態が落ち着くので、加湿器やお風呂などスチームの中に身を置くのがいいのですが、まれにその水蒸気がかえって刺激になり、「お風呂に入ると咳がひどくなる」方もいますので注意が必要です。

気温を一定に保つという意味でも、マスクは非常に有効だと思います。

体質によっても咳の傾向がある

先程は咳が出やすい季節を上げましたが、今度は体質からみていきます。

①肺寒タイプ

「うつ伏せが辛い、サラサラした痰、冷え、顔色が青白い」

肺が冷えることで咳が出やすくなっている状態。

温めることとめぐりを良くすることが重要なので、豆乳(潤いと気を補う、消化吸収を高める)やしそ(発汗と気の巡りをよくする)やらっきょう(体を温めて呼吸の改善を促す)がおすすめ。

②肺熱タイプ

「体の乾き、黄色い痰、発熱、痰がからむ」

熱がこもることで咳が出やすくなっている状態。

余分な熱を発散させ、体にうるおいを与える事が重要なので、びわ(熱をとりのぞく、肺を潤す)や梨(熱を下げて潤いを与える)がおすすめ。

③虚証タイプ

「呼吸が苦しい、声に力が出ない、力のない咳、疲れると体が重くなる」

体のエネルギーが不足して咳がでている状態。

基礎的なエネルギーを上げることが重要なので、卵(特に卵黄は血を補い体力を回復する)やラム肉(お腹を温めて疲労、冷えを回復)ややまいも(滋養強壮、腎の力を高める)がおすすめ。

漢方の選び方

漢方で言えば、風邪といえば葛根湯がメジャーですが、葛根湯は全体的に熱量が多い人向け(筋肉質、エネルギー満点)です。

冷えのひどい方にはあまり向きません。

 

今はドラックストアでも比較的手に入りやすい漢方薬ですが、選ぶ時にもコツが有ります。

 

例えば、上記に上げた咳の場合。

①肺寒タイプ

小青竜湯:寒冷による咳、鼻水などの緩和に適する。

②肺熱タイプ

五虎湯:気管支の痙攣の緩和、炎症を鎮める作用がある。

③虚証タイプ

麦門冬湯:体力不足、肺や胃のエネルギー不足の方に。

 

などなど、一言で咳といってもオススメの漢方薬は変わってきます。

 

今は病院でも漢方薬を処方されるところも増えてきました。

しかし、症状のみで処方された漢方は体質(証など)にあわなければ効き目は薄い場合があります。

先に上げたように、陰陽であったり虚実をみて、体の外に出ている症状ではなく今までの体調や病歴などと合わせて選んでいくといいですね。

 

漢方薬は根本的な体質改善に効果的ですが、即効性があるわけではありません。

とはいえ、合うものであれば3日以内には体感がありますので1週間は様子を見てみましょう。

それでも変化がない場合は、見立てを検討する必要があります。

 

咳によいアロマ

特に乾燥からくる咳の場合、加湿器を焚く方も多いと思いますがアロマとの使用もおすすめです。

ユーカリ、ティーツリーなどは鎮静作用、殺菌作用に優れているので咳止めにはおすすめの精油です。

 

特に夜中にひどくなる子供の咳、鼻づまりなどには、オイルに少し混ぜたものを胸のあたりに塗るとスーッと落ち着き呼吸が楽になります。

市販のものもありますが、精油はリラックスだけでなくお掃除やお料理にも使えるので家庭用に常備しておくといいですね。

 

食事や運動、生活習慣を整えながら、動きやすい体を作っていきましょう。

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研究員 巴

研究員 巴

するめオーナー美龍堂
秋田県出身。 やりたいと思ったことはまずやってみる。一度ハマるととことん突き進む猪突猛進型。 高校卒業後は専門学校へ。ゲームソフトクリエーター科へ進学する。プログラムからデザイン、シナリオ等幅広く2年学んだ後、就職先に選んだのはリラクゼーション業界。 人の体に触れるうちに、筋肉だけでなく人そのものに興味が湧き、心理学、薬膳、易やマヤ暦、陰陽五行なとを学ぶ。 2015年に独立起業し、メインのもみほぐしだけでなく、今までの経歴を活かしたパソコン関連のお悩み相談や薬膳や鑑定の依頼も受けている。 プライベートでは4児の母。家族ノートにてブログも更新中。 もう一つの事業として、やりたいを形にする本拠地プロジェクトも行っている。