水戸の美龍堂 からだ研究所の巴です。
私の施術では全身のもみほぐしのほか、足つぼのフットコースがあります。
ヒールを履いていたり、コンクリートからの冷えだったり、座りっぱなしでお尻を圧迫していたり。
状況はさまざまですが、スネがパンパン、むくみが酷い、冷えが辛い、夜中に足がつる、などなど足の疲れを抱えていらっしゃる方が多いです。
足のむくみはどうして起こるの?
足はどうしてむくむのでしょうか。
生活習慣や体質によって対処法がかわってくるのですが、顔や手足、あるいは朝にひどいなど時間によって起こるものや、薬の服用がある場合は副作用として出て来るものもあります。
水分を多く摂る、代謝を上げるなど様々な方法がありますが、原因がそれぞれ違うので一概にこれがいい!とは言えません。
一般的にむくみ対策として「水をたくさん飲む」「デトックス効果のある飲み物を飲む」などありますが、これも体質に合わないとかえってむくみを増長させてしまうこともあります。
むくみのパターン
むくみは、血液の流れやリンパが滞ることで起こります。
疾患を引き起こす原因となるリンパ管とはどのようなものなのでしょうか。
血液が流れる管は血管ですが、リンパ液が流れる管はリンパ管と呼びます。血管は心臓を中心に輪をかくように体の中を循環しています。心臓から出た血管は動脈であり段々と分かれながら細くなり、毛細血管となって体の各所をまわり、その後、静脈となって段々と集まり太くなって心臓まで戻ります。対して、リンパ管は輪になっておらず、一方通行の道のような構造です。全身の末梢(体の隅々)で毛細リンパ管として始まりますが、その起点は閉じられており、どの組織ともつながっていません。引用元:リンパ管疾患情報ステーション
このリンパ管は何をしているのかと言うと、体の中を流れていくうちにウィルスや病原菌となるようなものがないかチェックし、発見次第戦ってくれるという役割があります。
体全体にある免疫器官の1つです。免疫とは、「疫病(病気)を免れる」ことを意味する言葉で、自分の体の外から入ってきた細菌やウイルスなどの敵(非自己)や、変質した自分の細胞(腫瘍細胞など)を攻撃・排除する働きのことです。リンパ節は、全身の組織から集まったリンパ液が流れるリンパ管の途中にあり、細菌、ウイルス、腫瘍細胞などがないかをチェックし、免疫機能を発動する「関所」のような役割を持ちます。リンパ節は、1〜25mmの大きさで、中には免疫担当細胞であるリンパ球が集まっています。リンパ節が腫脹(腫(は)れて大きくなること)する原因としては、感染症、免疫・アレルギー異常、血液のがん、がんの転移などがあげられます。
引用元:国立がんセンター
よく風邪を引いたりすると、リンパが腫れるとかありますよね。
大きな病気を引き起こす前に、病原菌を吸収し戦ってくれる頼もしい防衛隊がリンパなのです。
そのリンパも健康なときは滞りなく流れていきますが、例えば代謝が落ちていたり、胃腸など消化器系が弱っているなど筋肉のポンプの働きが悪くなるとリンパの動きも弱くなります。
そうなることで、老廃物や水分が排出されず溜まってむくんでしまったり、冷えやしびれの原因になることもあります。
どうしても重力により足元に溜まりやすくはなるのですが、それも適度に筋肉を動かした理内臓が活発であればカバーできます。
しかし、生活パターンの変化やストレス、食の乱れが続くことで、本来の体の機能が鈍くなってしまうのです。
それを毎日の食事でサポートするには、大まかに3つのポイントがあります。
むくみ対策その① 利尿効果をあげる
体が陽に傾いている方は体に熱がこもりやすく、水分不足になっていてお肌や髪のパサツキ、口の渇きなども起こっています。
こんなときは、必要な水分を補充し排出を促しましょう。
きゅうり、セロリ、とうもろこし、はくさい、もやしなどがオススメです!
ただし、体が陰に傾いている方、冷えが強い方はとりすぎに注意が必要です。
このタイプの方は、はと麦茶やどくだみ茶などもおすすめです。
むくみ対策その② 胃腸の活動を促す
梅雨の時期や、外気により体が冷えて内臓の動きが鈍くなっている状態です。
この場合、体にエネルギーを送る消化器系の働きを強化します。
じゃがいも、そらまめ、くろまめ、鴨肉を中心に食事を心がけてみてください。
基本的に芋や豆類がお腹に優しく、滋養強壮効果も高いです。
むくみ対策その③ 代謝をあげる
陰タイプのかたは、熱を作り出す腎がうまく動いていません。
そんなときは、水分を排出しようと多量の水を摂取しても逆効果!
あずき、とうがらし、ひじき、山椒などで体に熱を起こしましょう。
ただし、胃腸が弱い方は刺激になるので適量が好ましいです。
また、体が陽に偏っている方、ほてりがある方はとりすぎに注意が必要です。
足の疲れは足だけじゃない!
体の中の老廃物は、一度足裏を通って内臓に戻り、体の外に排出されます。
しかし筋肉不足、冷え、代謝が悪いなどうまくポンプが働かないと内臓まで押し上げきれず足にたまってしまいます。
そこで、必要なのが押し上げのサポート!
食事で体を整え、体の外側からもアプローチしてみましょう。
足の疲れに足つぼ
私の施術は、台湾式に近い足つぼです。
オイルを使用し、主に人差し指の関節を使ってツボを押していきます。
足は第二の心臓と言われているくらい、体の不調がすべて出てくるところ。
また、ふくらはぎは何度も言うようにポンプの役割をしているのでなかなか運動ができないという方は月に一度、外側から押してあげるのもいいですね。
痛いと悪い?
押されて痛いところは体が疲れているところです。
よく、痛いっていうことは悪いの?と聞かれますが病気があるレベルの悪い、ということではありませんが放置しておくと後々の体に影響するのは間違いありません。
「痛気持ちいい」くらいの力で押してあげると、それぞれ臓器に刺激を送り動きが活発になります。
足つぼを受けたあとは代謝があがり、のどが渇いたりお腹が空いたり、トイレが近くなったりします。
足もみに関してはもみ返しということがないので、毎日自分で揉む習慣をつけましょう。
お風呂にはいったときに、足を洗うついでに土踏まずを刺激したり指の間をギュッと掴むだけでも、足の冷え方が変わってきます。
足つぼと一緒に体もケア
しかし、その老廃物を押し上げた先の内臓が冷えていては、うまく体の外に出ていけません。
主に汗と一緒に老廃物は排出されるのですが、エアコンが普及した今、うまく汗をかけなくなっています。
平熱が35度という方も多いですよね。
食べ物で体を作っていくことが前提ですが、体質が変わるのは早くても3ヶ月と言われています。
そこまで待てない!というかたは、足つぼと体の組み合わせで施術を受けてみてください。
外側から筋肉をもみほぐし、温めることで代謝を活性化させることできます。
やりたいことができる体作りを。
美龍堂がお手伝いします。