水戸の美龍堂 からだ研究所の巴です。

 

春になると、庭や街角などに繁殖する白い花の野草。

大きい葉っぱが特徴で、日陰であろうとどんな環境でも刈っても刈っても生えてくるそのたくましい生命力は、素晴らしいものがあります。

どくだみは比較的手に入れやすい薬草の一つ。

その繁殖力から、庭作業をする方からは嫌われてしまうどくだみですが実はこんな効能を持つ植物なのです!

どくだみ茶の効能を薬膳で読み解いていく

雑草だと思われがちですが、実は漢方薬の材料として有名です。

実は食べ物(飲み物)として頂くことができるんですね。

煎じたどくだみ

生薬としては十薬、あるいは魚腥草という名前で載っていますが、和訳すると魚のような生臭い匂いがするものという意味らしいです・・・

確かにその由来の通り、独特の匂いがしますよね。

漢方薬膳でみる どくだみ

五性:寒 五味:辛 帰経:肺、腎、膀胱

どくだみは熱さましに効果的です。

肺の熱も取るので、痰や咳、炎症を緩和したり発熱による排泄痛の改善も。

どくだみ茶はミネラル、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛などが含まれていて、これがデトックス効果が高いといわれる所以なのですが逆に言うと身体を冷やす作用があるので妊婦さんや冷えの強い方はとり過ぎに注意が必要です。

また、熱性便秘の解消としてもどくだみは人気があり、高血圧や動脈硬化、貧血の予防としても効果的な薬草の1つとして昔からとても重宝されています。

例えば、たんぽぽ茶がブレンドされたどくだみ茶やルイボスティーと合わせたどくだみ茶など販売されていますがこれはどちらも熱を下げるものになるので「熱性」が強い方むきです。

どくだみ茶以外にも実は生活に取り入れやすい

庭では香りと繁殖力の強さに毛嫌いされるどくだみは厄介者ですが、イメージとは裏腹に意外と栄養たっぷり!

どくだみは時期になるとどこにでも生えたくさん葉っぱが広がるので手に入れやすく、使い方としては自分で煎じてどくだみ茶を作ったり、化粧水を手作りする方もいます。

もちろん市販のものもありますが、庭でたくさん取れるという方は生活に取り入れてみるのもいいかもしれません。

いくつかどくだみの活用方法について載せていきます。

どくだみ茶の作り方

どくだみ茶を作る時にメインで使うのは葉っぱ部分ですが、臭いがどうしても強くて苦手という方は、成分は弱まりますが花の部分を使う事もできます。

 

作り方はいたって簡単。

①キレイなところに生えているものを刈り取り採取する。

なるべく根に近いところから刈り取るようにするとよい。

②お茶の場合は、よく水洗いして天日に干して乾燥させ、ハサミで細かくして炒る。目安としてだいたい10gを500mlの水で煎る。

③30分くらいして2/3ほどの量になったら茶こしを使い、耐熱の瓶などで保存する。

 

使用する瓶は、前もって煮沸しておきましょう。

沸騰した鍋で、時間としてはガラス瓶の場合は最低15分は煮沸消毒して加熱処理しておくと長持ちします。

煮沸が難しい時は瓶にお湯をかけるだけでも良いかと思います。

どくだみ茶

どくだみ化粧水の作り方

化粧水のレシピも至って簡単です。

 

こちらも生の葉をよく洗いホワイトリカーなどにつける。

目安としてドクダミ1カップに対してホワイトリカー3カップ。

2週間ほどで色が変わって来たら使用できますが、3ヶ月〜1年程冷暗所に保管したもののほうが更に良いです。

どくだみ化粧水として使うときに、グリセリン3g程いれると保湿効果が高まります。

どくだみ化粧水

どくだみの効果とハトムギとの違い

どくだみの植物の性質そのままで、炎症を押さえるということと除菌効果が主なものです。

虫刺され、肌荒れやニキビなどの炎症、膿やイボ取りなどがあげられます。

アトピーやアレルギーにも効果があったという話もききます。

その除菌効果を生かして、どくだみを摘んでトイレまわりなどに飾るのもおすすめです。

どくだみとハトムギはどう違う?

どくだみと性質が似ているもので、ハトムギというものがあります。

薏苡仁という名前を持ち、ヨクイニンという名前で呼ばれていたりもします。

ハトムギは穀物なので、白米と混ぜて食べたり化粧水として使ったり、主に料理で用いられることが多いですね。

 

▼この化粧水はもう有名すぎるぐらい有名ですね

漢方薬膳でみる ハトムギ

五性:涼 五味:甘 帰経:脾、肺、腎
女性ホルモンを活発にし、胃腸の働きをよくして体の余分な水分を排出してくれます。

利尿作用効果が高く、ニキビなどの吹き出物やシミ、そばかす、美白効果が期待できます。

女性ホルモンに似ていると言われるためか、女性向けの化粧品や美容アイテムによく使われていますよね。

どくだみ茶でデトックス!熱性イボにも

性質としてはどちらも似ていますが、ハトムギはどくだみに比べると冷えも穏やかですので、体質や効能に合わせて選択するといいですね。

味で言えば、どくだみはドリンクとして飲んでみると意外と美味しくいただけます(笑

あの独特の香りはほとんどありません。

 

ハトムギは、薄い麦茶のような味がしますね。

 

主な性質を表にまとめてみました。

どくだみハトムギ
デトックス作用より高い高い
胃腸への負担普通少ない
イボ取り熱性のものに強い水性のものに強い
むくみの緩和普通高い

どちらもノンカフェインですが、デトックス作用が高いということは同時に体を冷やす作用も高いということです。

冷えからくる便秘の方は飲みすぎるとかえって便秘がひどくなる場合がありますので気をつけてください。

体質として実証タイプ、秘熱など熱がこもりがちな方にはおすすめで、普段飲む麦茶をどくだみやハトムギに変えるだけで自然に取り入れることができるので是非試してみてください。

ハトムギに関しては、麦として食べる方法もあるので家族の年齢や体調などと合わせてより効果的な方を選んでいくと良いかなと思います。

 

同様に、暑気あたりにいいとされている「びわ」もどくだみやハトムギと特徴が似ています。

いずれにしても季節や体質により、自分に合ったものを選ぶといいですね。

 

▼私が食材選びで参考にしているのはこちらの辞典です。

タイプにより摂取量を気をつける

先に少し書いたように、虚タイプの方は、いわゆるデトックス効果の高いものを大量に摂取すると冷えを強めてしまう原因になります。

女性に人気のルイボスティーやコーヒーなども美味しいからといって過ぎると冷えに傾きます。

 

美肌に効果的だから、ということでしたら、直接体に取り込まない化粧水やお風呂での使用がおすすめです。

または、どくだみ茶として飲むにしても少しの量にしてみてください。

 

一番は、体を平常に戻すことが美肌につながるので体を温める食材や運動などで熱量をあげること。

そして、一時的な摂取ではすぐ体質は変わらないので、少なくとも3ヶ月は飲み続けましょう。

自分の体質を知り、より効率のよい健康な体作りをしていきましょう。