水戸の美龍堂 からだ研究所の巴です。

 

漢方薬膳をやっているというと、甘い食べ物やお酒、お肉とか制限して気を使っている人なんでしょ?と聞かれます。

体型も細身なので余計にそう見えるのかもしれませんが、普段の私は「ビール好き、ラーメンが好き」の普通の女性です。

おおよそ漢方薬膳とは真逆な食事ですよね。

それを言うと驚かれるのですが、全てに制限をかけているわけではないのです。

そもそも体にいい食べ物って?

最近、スーパーやコンビニなどで「低糖質」というキーワードを見かけるようになりました。

主にパンやケーキなどに表記されていますよね。

 

炭水化物抜き、お肉抜き、糖質オフダイエットなどが少し前から騒がれています。

ダイエットや病気などでカロリー制限、食事制限をしていても、美味しいものは食べたい!というニーズが増えてきているのでしょうか。

 

確かに現代の食事では、食べ物の過剰摂取による肥満や病気などに悩まされている方も多いです。

しかし、食べなければ痩せるのかというとそういうわけでもなく、やはり、バランスの良い食事であることが重要になってきます。

糖質も炭水化物も、エネルギー源として欠かせないもの。

暴飲暴食でまとめてではなく、毎日少しずつでもいいので補充していきたいですね。

 

塩分も撮りすぎると浮腫や高血圧を招くと言われていますが、その理由として血管中の塩分の量は決まっていて、それ以上濃くなると体は水分を蓄えようとしてそれがむくみとなってあらわれます。

>>むくみのメカニズムを知って足をスッキリ!

使っている塩が塩化ナトリウムのみのものであれば自然塩のものに見直しましょう。

不純物としてミネラルが取り除かれていないミネラルたっぷり含まれた塩を摂取したら、肌荒れや蕁麻疹が改善したという方もいるのです。

▶ホッティー薬局

ラーメンってやっぱり体に悪いの?

お肉は一切取らない、野菜だけしか食べない方法で健康になった方もいます。

ですが、本来人間の体は雑食で何でも食べるようにできている以上、食べないから健康である、というのは違うのではないかなと思うのです。

 

例えば、日本人が大好きなラーメン。

一般的に、ラーメンは約700キロカロリーあると言われています。

日本人の男性の平均摂取目安は1日2400なので、これにご飯、餃子やチャーハンをつけると・・・

ラーメン

炭水化物を摂取すると、血糖値が上昇します。

血糖値が急上昇することで膵臓からインシュリンと言うホルモンが出て、血糖値を下げるように働き一時的に下がると低血糖の状態になります。

これがだるさや眠気を引き起こす原因になるのですが、それだけでなく運動量が少ない状態でこのカロリーを続けて摂取すると消費が間に合わず太りやすい体になってしまいます。

現代人が太りやすい理由として、運動量が減ったことと体温が下がっていることも関連しているのではないかと思うのです。

ラーメンの歴史は長い?

ラーメンの歴史をたどると、1697年に水戸光圀が、日本人として初めて中華麺を食べたという記述があります。

儒学者朱舜水が、光圀の接待に対して自分の国の汁そばをふるまったのが始まりと言われ、近年これを再現したラーメン屋さんが6店舗存在するそうです。

麺は小麦粉とレンコンをつかい、5辛(ニラ、ラッキョウ、ネギ、ニンニク、ショウガ)という香辛料を混ぜて頂くという「水戸藩ラーメン」は今も水戸の街で食べることができます。

太らないように食べる方法は

ラーメンはいろんな味が出ていますよね。

例えば、味噌はにあたります。

固いものをゆるめたり、スムーズに排出を促したりという性質があるのです。

陰陽五行と身体の関係

腎機能に影響を及ぼすところなので、泌尿器系のトラブルを抱えていたり、最近どうも体のエネルギーが足りないな~、冷えてるな~という時には味噌ラーメンがオススメ!

私は出張の後や、なんだか疲れたな、というときにはいきつけのラーメン屋さんに行って味噌ラーメンを食べます。

そこは野菜はもちろん、黒ゴマがかかっているのでエネルギーチャージにはもってこい!

さらにトッピングをプラスして効果を掛け合わせるとしたら、

 

  1. バター→乾燥性の便秘や皮膚や粘膜に潤いを与える、五臓の動きを高める
  2. 黒ゴマ→滋養強壮、腎機能をさらにUPさせる、アンチエイジング
  3. たまご→体力回復、体に潤いを与える、血を補う
  4. にんにく→辛味と熱で内蔵の機能を活性化

 

などという組み合わせもオススメです。

なおかつ、スープは少量でもかなりの高カロリー。

麺だけでは300キロカロリー程度でも、すべて飲んでしまうとそれだけで700キロカロリーに達してしまいます。

お店の方には申し訳ないですが、スープを飲みきらないことでカロリー摂取を抑えることができ、野菜たっぷりのラーメンをよく噛むことで満腹感を得て食べ過ぎを防いでくれます。

ラーメン単体ではどうしても食物繊維のバランスが不足しがちですが、食物繊維といえば大豆!あるいはお芋などを摂取することで補うことができます。

 

塩や醤油も五味でいうと鹹にあたりますが、五性の観点から見るとどちらも「寒」という体を冷やす力が強いので、特に冷えを気にする方は取りすぎに注意が必要です。

逆に言うと、ほてりやのぼせが気になる方は塩や醤油ラーメンのほうがおすすめですよ。

とんこつラーメンは脂が多く見えますが、実際は麺の量が少なく意外にもカロリーは他のラーメンと同じくらい。

家系ラーメンなどでは、もやしやキャベツがたっぷりでほとんど麺が見えないというものもありますよね。そうするとさらにカロリーは低くなります。

 

これもまた、自身の体質がベースになるのでまずはどちらに傾きやすいのかを知っておく必要があります。

>>漢方薬の効果を知って自分にあったものを選ぼう

どんなものでも過ぎると良くない

私の場合、砂糖を取りすぎると頭痛がするのでケーキなどは一個で上限を超えてしまいます。

また、しょっぱいもの、外食が毎日続いたりすると舌が荒れて感覚が麻痺しているような状態になったりします。

体が「食べ過ぎだよ!」と教えてくれるのですね。

 

胃が弱ると口内炎ができたり、腎が弱ると耳が聞こえにくくなったり、体の声をよく聞くと今の食生活の傾向がどうなのかが分かります。

美味しいと感じるのは、味覚だけでなく視覚が8割とも言われています。

スマホを見ながらとか、テレビを見ながらダラダラ食べるのとでは味も満足度も違ってくるのです。

また、夜に多くカロリーを摂取してしまうと入浴や睡眠までに消化しきれず、それが太ってしまう原因になることもあります。

 

美味しいと感じること。

頂く物に感謝しながら食べること。

一緒にいる人の顔を見て会話を楽しんだり、野菜の鮮やかな色を見ながら頂くことで、人は幸せを感じたり美味しいと感じたりしたときに幸せホルモンというオキシトシンが分泌されると言われています。

このホルモンが直接健康に繋がるわけではないのですが、抵抗力をUPさせたり、ストレスを軽減させたりと体の基礎力を高めてくれます。

 

ただ排除するだけではなく、体の声を聞きながら量に気をつけること。

そうすると、自然と噛む癖と食事に時間をかけられるようになり制限をしなくても良い体が作られていくのです。

食べ物に限ったことではありませんが、排除するだけが善しではないんですね。

いい塩梅というのを心がけて行きたいと思います。