水戸の美龍堂 からだ研究所の巴です。
私はもみほぐしだけでなく、マヤ暦と陰陽五行(易が中心)といわゆる占いの鑑定もしております。
そこでよくされる質問があります。
それは、
「生年月日だけでの鑑定だと、みんな同じ結果になるんですか?」
ということ。
占いはどこまで同じ結果なのか
マヤも陰陽五行も、四柱推命など他の占いもそうですが生年月日から算出するので、全く同じ誕生日の場合は出てくる結果は同じになります。
例えば今日生まれた赤ちゃんは、みんな今日の日付から計算され、それは同じ宇宙の流れと資質を持っています。
ほかの占いではさらに時間で細かく分類して診断するものもありますが、基本はだいたい同じ。
だからこそ、私は対面での鑑定をメインにしています。
それには理由があるのです。
生年月日でわかる資質の話
生年月日で出てくる結果は、あくまで資質の基礎の部分。
持って生まれた資質をどう生かしていくかは、土地や家族環境や友人関係によって変わってきます。
それにより、性格ももちろん変化していきます。
学生の頃、クラスに1人は同じ生年月日の人がいたかと思いますが、その人と全く同じ育ち方をしていたでしょうか?
双子はどうでしょうか?
おそらく、言動、性格、容姿など全く同じ人はいなかったと思います。
一卵性の双子であってもそうですよね。
同じ時に生まれたとしても、その人生は同じとは限りません。
マヤ暦も、誕生日から太陽の紋章とツォルキンという2つの紋章が読み取れますが、どの資質が生かされているかは本当に人それぞれ。
先日も、同じ生年月日の方がいましたが同じ女性でも現在の仕事、性格、家庭環境も全く違い「本当に同じ誕生日・・・?」と疑ってしまうほどでした。
相性も同様、双子でも付き合う人間関係が違いますよね。
陰陽五行も同じです。
木・火・土・金・水の五行のバランス、また陰と陽のバランスは誕生してからの生活、好みや生き方によってどんどん変化していくのです。
主観が変われば捉え方も変わる
人の感覚というものは、似ている人はいても全く同じ人はいません。
全く同じ性格の方もいません。
同じことが起こっても、その時の心の状態によって捉え方も感じ方も変わります。
そのくらい繊細で、変化しやすいのです。
生年月日から分かる占い、資質や性格はこういう傾向があるという大きな流れのこと。
数ある未来の一つでしかないんですね。
運命という大きな流れの中で、どんな体験をしてどんな風に感じたかという積み重ねが価値観を作り、性格が作られ、誰も真似できない自分という人間ができあがるのです。
世の中は木火土金水のバランスでてきていて、その土地や環境によっても人は影響を受けます。
季節によっても変化しますよね。
ですので、同じ生年月日でも運命や役割は変わります。
全く同じ人生をたどる人は殆どいません。
違うからこそ悩みが生まれるし、自分をより良い状態に導くためにあれこれ試行錯誤を行います。
魂の成長、生きるとは自分を成長させることなのですね。
実際に私が鑑定するときも、よっぽど遠方の方以外は直接お会いしてお話しながらになります。
小さな頃の話や最近感じたモヤモヤ、または嬉しかったことなど雑談とも思えるような事も聞いてその人の特徴なども加味しながら内容を修正していきます。
それは、話しながら声のトーンやスピード、温度などを感じるためでもありますが、相手が持つストーリーを知るためでもあるのです。
鑑定結果をどうやって活かすかは自分次第
マヤ暦などの鑑定を受けるとき、大体の方が悩みを抱え、そこを打破するための解決策を得たいと思っています。
しかし、鑑定を受けたから運命が変わるわけではありません。
統計学は確かに、今まで何百年もかけて蓄積されたデータが元になっているので「当たる」確率は高いのですが、だからといってすべての人がそのとおり進むかというと違いますよね。
占うということは、現在見えている一つの道を開くだけのこと。
それを選択するかしないかは自分次第で、それによって結果は全く違ってくるのです。
自分で選択するから運勢は開かれていく
マヤをはじめ生年月日から分かる運命学。
今はネットで入力すると無料でたくさん調べることができますし、それを参考にしているという方もいるでしょう。
最近は事前に相性占いをして結果が良くないと付き合わない、という傾向にあるようです。
占いはこうしなければ不幸になる、と言うものでもありませんし、こうしたほうが幸せになる、というものでもありません。
当たるか当たらないかは個人の主観でしかない。
人の一生は複雑に絡み合った糸の中にあるようなもの。
迷いがあるうちは、これがいつまで続くのだろうと孤独を感じることもあるかもしれません。
そんなとき、生年月日から分かる大きな流れを知っているだけで「これは一時的なものなんだ」と割り切って考えることが出来たり、ネガティブな方に引っ張られることなく自分の足で立つことができる。
先にも書きましたが、なにか物事が起こったとき人はどうしてもジャッジしてしまいます。
心がネガティブなときは悪い方へ、逆にポジティブなときは多少落ち込んでもまた上を向き歩き始めます。
よく、悪い事の後には良いことが、また良いことがあったら次は悪いことが起こるなどと言いますがすべて自分次第です。
起こることに良い悪いはありません。
バランスはいつでも同じ。
それを決めるのは自分なのです。
ですので、こういった生年月日を使うマヤ暦や相性占いなどは自分を枠にはめるためのものじゃなく、自分を活かすものであるということを忘れないで下さいね。